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カニ目に乗って10年
こういうご時世なので
そして、それがモロ影響を受ける仕事をしているので
カニ目の車検を取らなかった。
本人としては結構な決断をしたつもりだったが
でも、残暑と呼ぶにはあまりにすざましかった暑さが一段落してくると
どちらからと無く、カニ目に乗りたいと切に思うようになり
主治医の元へ、仮ナンバーを取ってカニ目を持ち込んでしまった。

気がついてみると、車検を取った今年の9月で
カニ目がうちに来てから、ちょうど10年になる。

 平成12年の9月初め
 走行距離54,633マイル

西海岸から10年ほど前に日本に入ってきたという
1960年製造のカニ目(オースチン・ヒーリー・スプライト)が我が家にやってきてから

 平成22年9月(車検時)で
 走行距離84,400マイル

10年間で走行距離3万マイル(4.8万km)弱
年間およそ5000km弱走ったことになる。
春と秋の休日だけ、しかも晴天時しか走らないからか
以外と走っていない。



仙台市東口にあるミニカーショップで
連れ合いがうれしそうに見つけて来たのがこれ
大小を問わず、形あるカニ目がうちに来たのはこれが初めてだった。
昔から連れ合いが好きなのは知っていたが
まさか、数年後に本物が来ることになるとは
この頃は想像もしていなかった。

正直、僕はカニ目はそれほど好きな車ではなかった。
納車されてから走るうちに、その軽さや、程良い前後重量配分から生まれる
回頭性の良さや、タイヤが流れた時のリカバリーの容易さ
そして、なんと言ってもそのコンパクトなボディと
低く小さなフロントスクリーンが生みだす抜群の開放感に
しだいに好きになっていった。



カニ目や英車、古い車が好きな人達と
出会えたのもカニ目に乗り始めてから。
魔法を見ているような板金をする職人さんや
気を遣わずに日常走行できるようにブレーキを
見違えるように仕上げてくれる整備ショップ
自分でエンジンを降ろしたり、板金までしてしまうプロ裸足の人達。
ほんとうに多くのことを教えて頂けたから
楽しく、カニ目のある生活を続けてこれたのだろう。

僕たち夫婦にとってカニ目に乗ることは
涙を流すほど感動する映画を見たり
疲れをあっという間に癒してくれる温泉に入ったり
自然と笑みがあふれるようなおいしい料理を食べることと
同じように大切なことになってしまっている。

いつまで乗り続けられるか分からないけれど
これからも可能な限り乗り続けたいと思う。







by 1275cc | 2010-12-24 18:02 | Car | Trackback | Comments(2)
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Commented by カニ助 at 2010-12-31 17:54 x
カニ目に対する愛情のこもった文章に感動しました。
今年はカニ目に全く乗れませんでした。
来年の車検どうしたら良いか考えを巡らしていました。
色んな出会いもあったし、乗れるだけ乗ってやるのが愛情か?と考えました。


Commented by oew at 2011-01-01 01:49 x
うちの場合は、乗らないと禁断症状を起こすみたいで...
なんか全てに優先していると思えることすらあります(汗)
趣味の世界ですからね、こーあるべき、なんてことは無い訳ですから
それぞれの事情に沿って沢山の楽しみ方があるんでしょうね。
あんなきれいなカニ目はそうそう無いですから
車検を取って乗り続けて欲しいなぁって思います。
また、いっしょに走りましょうよ。
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